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精子、卵子、胚といったヒトの生殖細胞は、繊細で培養が難しい細胞です。體外受精で妊娠に成功するかどうかは、患者さんのコンディションや醫師の経験値とともに、「胚培養室(ラボ)」と「胚培養士」が重要な役割を果たします。「ラボ」のグレードは、「胚培養室」の環境、設備、技術?手法に左右されます。
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臺灣は地震も臺風も頻繁です。TFCのある臺北南山広場ビルは耐震標章を取得しており、制震ダンパーを2つ設置しています。ダンパーは直徑480cm、重さ250トン。上部のケーブルは300トンの重さに耐え、強風や臺風、地震などによる揺れを吸収します。ビルの外壁には、風力階級16級(風速51m~56m/秒)に耐えるアジアで最も安全な外壁パネルを使用し、上空の強風や臺風によるビルの揺れを緩和しています。ラボでは除振臺を採用しており、すべての卵子と胚の安全を護っています。
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生殖醫學の技術が胚培養室(ラボ)に「大きな子宮環境」を再現し、採取した卵子と精子を體外で受精させます。ラボの環境と空気の清浄度は、胚の著床率と出産率にそのまま影響します。ラボ內はつねに30Paの陽圧に保たれているため、室外の不適切な物質はラボに入りません。ラボは室溫、濕度、気圧、パーティクル、VOC(揮発性有機化合物)などの環境條件を厳しくコントロール。胚培養士も、化粧?香水?ネイル禁止です。卵子を取り出してから子宮內に戻すまで、卵子と胚の環境は37℃の定溫を保ちます。わずかな溫度差でも生殖細胞が傷つく可能性があるため、TFCでは「24Hラボ環境監視システム」を設置し、管理スタッフに狀況を知らせています。どんな問題にも即座に対処が可能です。
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體外受精させた受精卵は、精密な環境で培養?成長させます。胚は37℃の定溫、適切なpHと浸透圧で、急速に成長するため、絶えずモニタリングが必要です。TFCはタイムラプス撮影型インキュベーターを3臺備えています。このインキュベーター內で培養?観察?選別しますので、胚は安定した環境で成長できます。裝置が胚の様子を10分に1回撮影するので、胚培養士は胚の様子を正確に把握できます。発育のペースと形態変化を判斷し、観察ポイントも見逃しません。
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胚の分裂は、時期ごとに進行が異なります。TFCは最新のAIデータベースを導入し、全世界のデータに基づいて胚を選びます。データが胚培養士の判定材料となり、胚の著床率予測を評価する根拠にもなります。ただし、最新のタイムラプスインキュベーターと受精胚選別AIシステムがあっても、最終的には専門の胚培養士の豊かな経験に基づく判斷と、醫師との相談の上で、最も適した胚を決定します。
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TFCの胚培養士は數萬の胚を見守り、2萬周期に立ち會ってきました。卵子の凍結融解率95%以上、凍結融解卵子の生存率99.25%、これによりTFCでは、38歳未満の妊娠率が7割に達します。胚培養士には、高度なテクニックと胚のグレードを見極める能力が必須です。胚を高い精度で評価し、醫師とのチームワークを通して治療方針を理解し、各狀況を毎日醫師へ報告します。TFCの醫師は研究チームのリーダーとして、胚培養士と共に學術研究に取り組み、技術と知識の向上を目指しています。これまでに800本を超える論文を生み出し、常に最新の技術と知見を取り入れています。
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體外受精技術の進歩に合わせ、試験管ベビーの父?
曾啟瑞教授と足並みを揃え、新世代の體外受精「卵
細胞質內精子注入法(ICSI)」、「著床前胚染色體異數性検査(PGT-A)」、「タイムラプス?エンブリオモニタリングシステム」、「子宮內膜著床能検査(ERA)」等の技術を採用し、年齢や疾患による生育の差を大幅に縮め、體外受精の成功率をアップさせています。
1. 24H陽圧ラボ環境監視システム
2. タイムラプスインキュベータ―
3. 受精胚選別AI
4. 子宮環境を再現した卵子?胚の作業臺
5. 紡錘體観察裝置
6. 生殖専用?胚培養記録ソフトウェア「Infans」を採用し、擔當胚培養士?進度と狀態?時間?受精と分裂の狀況を記録
7. ラボ內の空気は、手術室の規格を上回る醫療用HEPAフィルターで濾過(クラス1,000、陽圧30Pa環境)
8. リモート操作できるクリーンルーム監視システム?ガス監視システム
9. リモート操作できる液體窒素タンク溫度監視システム
10. 耐震?耐風?無害化建材
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信頼の醫療チームがお手伝い。